キラヤマト
結局自分が一番大事で、普段はそんなことないって蓋して見ないふり。
だけどたまに顔を出す。
そこでお決まりの自己嫌悪。
その繰り返し。
なんてくだらないワンパターンなんだ。
飽き飽きする。
けれど抜け出せない。
変えることが出来ない。
つまりはそれらが僕の本質に違いなく、またあるいは僕が歩んできた人生の中で培われてきたものなのかもしれない。
もっと何か、他にないのかと考えてみたところで見えてくるものなど一つもないので、
あーあと一瞬悲しくなったり諦めたり、心の中で色んな人に謝ってみたりする。
ごめんなさい。
うまく、人との繋がりを大切に出来ないんだ、と思う。
昔はこんなじゃなかったのにな、なんてのはおそらく嘘だ。
僕はきっと、昔からこうだった。
それに過去を美化することは今に至るまでの過程を否定することにも繋がるのだから、
そんなこと、この手を汚し数多の人を傷付けた僕に許されるはずがない。
僕自身許しやしない。
それでも、どうにかできないかなって苦しくなる。
だって、僕は、ちゃんと、もっと。
(誰かを、君を、大切に想いたいのに―――――)
2009.07.07